神戸市立博物館で開催されていた特別展、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を観に行ってきました。
実は今回は特に目当ての作品があるわけでもありませんでした。
個人的にしばらく絵画を鑑賞していなかったことから、近辺で開催されている展覧会を調べて訪れたのがここでした。
今回は絵画の写真の掲載はありません。
展覧会開催期間の毎土曜日の特定の時間帯に作品を撮影するチャンスがありましたが、今回その情報を知らないまま観に行ってしまったので、写真を撮ることは叶いませんでした。
目に付いた作品
『ファルクホフ城の見えるネイメーヘンの風景』アールベルト・カイプ
この展覧会で一番気に入ったのがこの作品です。
画角右側に見える古城の存在感ももちろんながら、左奥へと広がる景色に奥行きを感じました。
まるで本当にその向こうに空間が広がっているようで、遥か彼方へ連なる大地と自然、そして高くへと抜けていく空、そこに立ち上がる雲。
それらがリアルに感じられました。
他にも奥行きのある風景画はいくつかありましたが、特にこの作品に奥行きを顕著に感じられたのは、他のその類の絵画と違って画面にガラスがなかったからかもしれません。
ですがそれが理由としても、この作品に惹かれたのには違いありません。
『アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人』フランシス・グラント
3メートル程あるかもしれない大きなカンヴァスがいくつか並ぶ展示箇所の、中でも私の目を引いたのはこの作品でした。
雪原を背景に、映える黒の装いと鮮やかな赤のスカートが美しい作品です。
作者が嫁入り前の愛娘を描いた作品のようで、その説明文を読むと不思議と愛情が詰まっているように感じられます。
黒の外套と黒のドレス、素材や色味の違う黒の描き分けが素晴らしいと思いました。
『荒野のダビデ』ウィリアム・ダイス
荒野に佇むダビデの絵画。
この作品はなんと言っても岩肌や草葉の精緻さです。
葉の一つ一つがくっきりと描かれていて、この目で見ているかのような立体感が感じられます。
色味も写実的で微妙にくすんだ色で描かれているので、いかにも絵画だという感じも抑えられています。
この作者の絵画はもう一作品展示されていましたが、そちらも自然の描写が同じように精緻で、ついついまじまじと眺めてしまいました。
まとめ
私が行く絵画展覧会は、往々にして有名画家が表題に上がっているものです。
なので今回は普段あまり見ることのない画家の絵画がいろいろ見られたので興味深かったです。
たまにはこのように、有名画家が題されていない展覧会にも足を運ぼうと思いました。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

