《感想》「テート美術館展」ターナーについて知ってから行くと尚良しだった

2024年初頭、中之島美術館で開催された「テート美術館展」の感想記事です。

一部の作品を除いて撮影が可能だったので、写真も載せています。

筆者の知識

  • 印象派は少し知ってる
  • (名前と代表作1〜2つ、程度)
  • 他の時代の画家は断片的な知識
  • (名前くらいはそこそこ聞いたことある、くらい)

感想まとめ

近代を中心に色んな時代の画家の作品がバランスよくあった印象。

私はまだ印象派くらいしかわからないので、知らない画家、作家が多かったです。

しかし現代のアーティストによる立体作品や、電飾等を使った作品は、資格情報が強烈なこともあってか印象に残っています。

また、テーマが「光」であるため宗教画がそれほど多くなく、それが親しみを持ちやすいと感じた要因の一つと思います。

印象に残った作品

掲載されている写真はすべて、展覧会にて”撮影OK”と表示されていた作品です

『トスカーナの海岸の灯台と月光』

 ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー

お月さまと灯台の明かりがきれい。月明かりが本物のように煌々としていて、空自体は陰影差が少ないわりに夜を感じられる。

『噴火するヴェスヴィオ山とナポリ湾の島々を臨む眺め』

 ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー

画面左側の荒々しい噴火に対して、右側の静けさをまとった湖畔の風景が対照的。

『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』

 ジョン・マーティン

荒れ狂う海と、何が起きているのかわからない赤い画面が超常的で印象に残った作品。

『露に濡れたハリエニシダ』

 ジョン・エヴァレット・ミレイ

針葉樹と、生い茂るハリエニシダの向こうの淡くも強い光の織り成す雰囲気。それと油彩の水関係のキラキラ表現が個人的に好き。

『水先案内人がいる桟橋、ル・アーヴル、朝、霞がかかった曇天』

カミーユ・ピサロ

何の変哲もない日常の風景なのが良いです。改めて写真で見て、結構曇り空なんだなと思いました。

『室内、床に映る陽光』

ヴィルヘルム・ハマスホイ

カイユボットの『床削り』好きとしては、陽光が床面を照らしてる描写に魅入りました。あと、右側のドア、すこし斜めになってませんかね…? 

『ブリック・レーンのスペクトル2』

デイヴィッド・バチェラー

とにかく存在感。正面の壁が混ざった色で照らされていて、作品のあるスペースそのものが明るくなっていたのも狙いの一つなのでしょう。

『スウィング』

ワシリー・カンディンスキー

こちらは正直よくわかりませんが、「絵画も音楽のように抽象的であるべき」という観点で描かれたことが注目した理由です。

『黒の上の薄い赤』

マーク・ロスコ

こちらは撮影不可でした。

展覧会公式サイトで紹介されていて気になっていた作品。抽象画はまだまだよくわかりませんが、目を留めさせる存在感でした。

『星屑の素粒子』

オラファー・エリアソン

最後の空間に吊るしてある大きな球自体も幾何学模様がきれいなのに、光が放たれ壁に映る模様もとてもきらびやかでした。

ひとつの後悔…

ターナーがどういう画家かある程度知ってから行けばよかったと、あとから感じました。

私は普段主に、山田五郎先生のYouTubeチャンネルで西洋絵画の情報を得ています。

このチャンネルでターナーについても解説されているのですが、美術館へ行くのが直前に決まったこともあって、視聴のタイミングがありませんでした…。

この動画で、光の表現を究めようとしていたことや、若くから教師として透視図法を教えていたことを知っていれば、今回の展示でも興味深く見られる展示がいくつかあったと感じました。

こちらがその動画です。

 

記事まとめ

西洋絵画初心者にとっては馴染みのない画家や作品が多かったです。

しかしそれこそ、普段触れていないジャンルの作品が観ることができてとても興味深かったです。

テート美術館展
2023年10月26日 – 2024年1月14日
中之島美術館

テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ

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